マイクロバブル?ファインバブル?言葉の定義
2017/01/04
マイクロバブルという言葉が登場したのが2000年頃。
その後2007年頃にマイクロバブルより更に小さなナノバブルが登場しました。
マイクロは「百万分の1」、ナノは「十億分の1」という意味を持っており、それぞれサイズを表す言葉なのですが、実際に世間で使われる言葉、商品に付けられる名前は曖昧で、必ずしも言葉と意味が一致していたワケではありません。
(実際はマイクロバブルサイズの気泡が発生する商品にナノバブルと名付けたり)
そこで2013年に国際標準化機構(ISO)で世界共通の規格が定められました。
直径が1~100マイクロメートルの気泡を「マイクロバブル」、直径が1マイクロメートル以下の気泡を「ウルトラファインバブル」と呼ぶことで統一されました。
つまり、マイクロバブルの名前と定義は変わらず、ナノバブルと呼ばれていたものがウルトラファインバブルと名を変えたワケです。
ちなみに、マイクロバブルの直径1~100マイクロメートルを身近なもので比較すると、人間の髪の毛の太さが約70マイクロメートルです。
水中にマイクロバブルを発生させた場合、白く濁るので目視で泡の発生が確認できます。
対して、ウルトラファインバブル(ナノバブル)は1マイクロメートル以下なので、微細すぎて目視で確認ができません。
この為か、市場に出回る民間企業のウルトラファインバブル(ナノバブル)製品には「実際には泡が発生していない」と度々問題になることがあります。
マイクロバブルとウルトラファインバブル(ナノバブル)の違い、用途についてはマイクロバブルとナノバブルの違いを参考にしてください。