マイクロバブルでビジネスプラン大賞
2016/12/16
学生を対象としたビジネスプランコンテスト「キャンパスベンチャーグランプリ2016」の東京大会で、マイクロバブルを事業としたプランが大賞に選ばれたようです。
キャンパスベンチャーグランプリとは
1999年にスタートした18年目を迎える歴史あるビジネスプランコンテスト。
優れたプランを表彰する事で、起業家を目指す学生を支援、新しい産業の創出、人材育成を目的としています。
運営者は日刊工業新聞社。
過去の受賞者には水耕栽培システムに関するプランや、ほめる社内SNS等がありました。
企業の支援もあり、トヨタ、JR、サントリー等の大企業50社以上が応援してくれます。
更に特徴としては地区によって開催されているセミナーに参加するとアドバイスがもらえたり、起業家の先輩の声が聞けるそうです。
大賞を取ったマイクロバブル事業とは
今回東京大会の大賞(=1番)を取ったのは慶應義塾大学の学生3名です。おめでとうございます。
ビジネスプランの内容は「超近代型低コストハウスとマイクロバブル栽培装置のレンタル販売」との事。
詳細な内容は見れませんでしたが、新規就農者に対して低コストの家と、農作物栽培の為にマイクロバブル装置をレンタルする事業のようですね。
最近は田舎の市や町では移住及び新規就農者に対する支援が手厚くなっていますが、それでも「本当にお米や野菜等の農業で食べていけるのか?」と不安に思う人は多いようです。
コストカット+栽培の安定化が図れるであろうこのビジネスプランは歓迎されるでしょう。
マイクロバブルと栽培について
先日紹介したマイクロバブルでショウガの生育促進(高知県)は、マイクロバブルによって水中の酸素濃度が高まる為にショウガの育成が早くなるという栽培方法でした。
今回のビジネスプランでもマイクロバブルは酸素濃度上昇を目的とした使われ方がされると思います。
今後はどうなる
受賞した学生の方の受賞の声を引用します。
「農業の道に進むきっかけになった農家の先生が1月に亡くなった。先生の墓前に受賞を報告し、これからも頑張りますと宣言する」
引用元:日刊工業新聞
実際にビジネスとしてスタートアップされる事が期待されますね。