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マイクロバブルの新たな使い方でアルツハイマー病治療に効果?

認知症予防

今回、マイクロバブルの新たな可能性を感じる記事を発見しました。
超音波と免疫療法の組み合わせ、アルツハイマー病治療に効果?

記事中ではまず、アルツハイマー病を引き起こす原因物質の1つにタウタンパク質があると説明。
そして、そのタウタンパク質を破壊する可能性のある特殊な薬が開発され、静脈に注射する治療法が行われているが、薬(抗体)はほとんど脳まで届かないとの事。

なぜ脳に届かないのか

その原因は脳の毛細血管と脳の間にある「血液脳関門」というバリアーの存在。
このバリアーによっておよそ500ダルトン(大きさの単位)を超えるサイズはバリアーを通過する事ができず、薬(抗体)のほとんどが脳に到達できないようです。

マイクロバブルに詰めて脳へ届ける

そこで考えられたのが、マイクロバブルに抗体を詰めてバリアーを通過させる方法です。
血液脳関門を通過した後に超音波を照射し、超微粒の泡が流れ出るようにすると、抗体は脳にたどり着き、タウタンパク質の破壊に成功しました。

人間への可能性

現在、この治療法はマウスでの実験が成功したばかりで、人間にも有効かどうかははっきり言えないとの事。
しかし、有効だとわかれば(そして副作用が少なければ)アルツハイマー病の治療の大きな一歩となるそうです。

マイクロバブルの新たな使い道ですね。
今回のような医療分野の他、生物学の分野のさまざま課題において、今後もマイクロバブルが解決の糸口になる事例が多く出てくるでしょう。

ちなみに文中に出てきた単位:ダルトンについて何マイクロメートルかを調べてみましたが、ダルトンとは原子質量単位の事で、原子の質量そのものを指す単位のようです。
ちょっと専門的過ぎてお手上げでした^^;

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