九州でも農業支援のマイクロバブル装置が開発
先日紹介した埼玉県の事例に続いて、宮崎県のニュースを紹介します。
マイクロバブルでカイワレ大根が育つ
今回の例でもマイクロバブルが酸素供給の目的で使われています。
宮崎県筑後市では農家の大半が井戸水を農業用水としていますが、井戸水に含まれる酸素量は少ないとされています。
そこでマイクロバブル発生装置を使ったところ、酸素量は10倍に増えたそうです。
この装置の実験では、カイワレ大根の茎が太くなり、成長も早まるという結果が出ています。
作ったのはマイクロバブル20年の経験を持つ専門企業
今回の装置を開発したのは福岡県のオーラテック社。
20年前に「地元の川の水をキレイにしたい」との思いからマイクロバブルに着目した江口社長によるマイクロバブルの専門企業です。
江口社長は最初のマイクロバブル発生装置を約2年間の研究の末に完成(1999年頃)。池に設置すると鯉、カメ、そして底まで見えるような透明度まで水質が良くなったそうです。
現在オーラテック社では、外気を使ってマイクロバブルを発生させるタイプの他、マイクロナノバブルを発生させる装置等も含め、全5タイプの装置を開発、取得した特許は10件以上。
2008年にはシャワーヘッド「ピュアブル」を開発。
マイクロバブルの専門企業が作った商品である事から、ユーザの評価が高く、ロングセラー商品となっています。
装置の価格は?
今回開発したマイクロバブル装置は、当初は、宮崎県の農家向けに希望者に3ヶ月間の試験導入をするとの事。
そして、希望者に20万円での販売を検討しているそうです。